オシャレな男は、色の相性を知っている。【明日使えるメンズパーソナルカラー】

投稿日カテゴリーカラーコーディネート

Last Updated on 2020年5月9日 by 北村 祐太

オシャレな男は、色の相性を知っている。【明日使えるメンズパーソナルカラー診断】について紹介していきます。

 

 

皆さんは、洋服を選ぶときの色使いについて、迷った経験はありませんか?

 

  • 無難で地味な色使いになる
  • なんとなく選んで着た服は、ちぐはぐな色合いになって1日ソワソワする

 

「色について深く知っていれば、悩むことなんか無いのに…」

 

男性なら一度はこのような経験があるはずです。

 

その悩み、そろそろ解決しませんか??

 

色について理論的な理解が身につくことで、きっとあなたのセンスも養われるはずです!

 

 

 

 

Contents

色の3属性を知る【ステップ1】

どんな色も、3属性と呼ばれる以下の3つの要素から出来ています!

 

 

【明度】色の明るさと暗さ。明度が上がると白に、明度が下げると黒になる。

【彩度】色の鮮やかさ。彩度のない無彩色(白・灰色・黒)、彩度のある有彩色に分けられる。

【色相】赤や青や黄色などの、色の種類のこと。

 

 

 

 

 

色相環で、色の相性を知る!

目に見える色を色相別に並べたものを色相環と呼びます。

 

様々な色相環がありますが、今回はPCCS色相環の模式図を元に配色について紹介しています!

 

色相環

PCCS色相環をモデルに作成した模式図。全24色で構成され、色と色の関係性を示す。

 

 

こちらは、色相環といい、日本色研事業株式会社のPCCS色相環を元に作成した図です。

 

全24色で構成され、

  • 色どうしの共通性や
  • 色相の変化(青みが強いか、黄みがつよいか、赤みが強いか)

などを一目でわかるよう分類した表です。

 

 

 

この色相環を元に

  • 相性がいい色
  • メリハリのつく配色
  • 印象的な配色などが

 

これらが一目で分かり、広告業界やWebデザインなど、多くの業界に活かされています!

 

ファッションの色使いや色のコーディネートの配色に必ず役立ちます。

 

 

 

実践!色どうしの関係を知る

こちらの青色と他の23色の関係を見ていきます。

 

 

隣接色相(隣にある色)

隣接色相は、ある色を基準にして、その両隣にある色相のことを言います。

隣接色相は、隣にある色相と言うだけあって、まとまりのある配色になりますが、色調の変化はほとんどありません。

色の統一感が強く引き立てられる配色です。

 

類似色相(2〜3離れている色相)

類似色相は、ある色を基準にして2〜3離れた色相のことを言います。

先ほどの隣接色相よりも色の変化がわかりやすく、色の調和感が出やすい配色です。

とくにメンズファッションにおいては、調和が取れた配色の中でも、上品さと変化のある色遣いになります。

 

色の共通性よりも調和感が引き立てられ、なじみある色遣いになります。

 

隣接色相配色の例(トーンの違いは無視するものとする)

 

隣接色相と類似色相では、

黄色などの明るい色の場合は、柔らかく優しい配色に、

青色などの暗い色の配色では、落ち着きと品のある配色になります。

 

 

☑︎スーツスタイル

☑︎Vゾーン

☑︎ジャケパンスタイル

など、主にフォーマルなシーンでの色遣いとして使用することをオススメします。

 

 

 

 

中差色相(4〜7離れている色相)

中差色相は、ある色を基準にして4〜7個離れている色相を言います。

 

色の共通性がほとんどなくなり、色の変化がわかりやすくなります。

しかし、メリハリといえるほどの切り替えはなく、独特でお洒落感の強い配色になります。

 

☑︎トップスとボトムスでの配色など

☑︎トップスとインナー

など、カジュアルなシーンでの配色にもオススメです。

 

中差色相配色の例(トーンの違いは無視するものとする)

 

 

 

対照色相(8〜10離れている色相)

対照色相は、ある色を基準にして8〜10離れた色相をいいます。

 

ここまでくると色の共通性や調和感が無くなり、メリハリのついた配色になります。

色味もはっきりと変化し、ファッションにおける色の使い方によっては、ちぐはぐな印象になります。

 

 

補色色相(真反対)

補色色相は、ある色を基準にして真反対か11〜12離れた色相です。

色どうしのまとまりは無く、派手で切り替えの効いた配色になります。

 

補色と対比の関係

補色の関係は、互いの色を引き立てあう効果があり、より彩度が高くなったように色の彩やかさが強調されます。

補色色相配色の例(トーンの違いは無視するものとする)

 

 

アズーロ・エ・マローネ

 

イタリアの洒落男たちのスタイルといえば、このアズーロエマローネ

アズーロエマローネとは、ジャケットやパンツ、ネクタイなどに青色と茶色(暗い黄色)を組み合わせてオシャレに着こなすスタイルの事です!

 

ジャケパンやネクタイなどのセミフォーマルスタイルだけでなく、カジュアルスタイルにもオススメな配色ですね!

 

茶色は、明度や彩度が低い黄色です。

青と黄色は補色の関係にあり、互いを引き立てあう関係ですね。

 

イタリアの男性がオシャレなのは国民性だけでなく、色の関係からも説明ができるんですね。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

オシャレな男は、色の相性を知っている。【明日使えるメンズパーソナルカラー】。

 

色相とその相性について紹介していきました。

 

 

 

色どうしの相性を知ることで、配色の効果や使い方が決まってきますね。

 

 

 

皆さんも明日から、ご紹介した色の相性について意識してお洋服を選んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

北村 祐太

骨格診断ファッションアナリスト・パーソナルカラーアナリスト

理学療法士

 

理学療法士として数多くの方の体に触れた経験をもとに、生まれ持った体を最大限に活かすファッションに関連したサービスを立ち上げる。兄弟の影響で幼い頃にファッションに興味を持つも、足が太く短いという自身の体型の悩みに悪戦苦闘する。

筋肉や関節の知識を持つ理学療法士の経験を、幅広い世代に還元したく、男性で希少な骨格診断ファッションアナリストとしてデビュー。

日本人の体型に関するネガティブなイメージを変え、「どんな男性も素敵に。日本をお洒落な国に。」を実現させるべく日々奮闘中。